空の玄関口に、煌めきを
函館空港
航空灯火施設
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北海道第2の規模を誇る
函館空港の安全を守る
SCROLL
1961年に開港した函館空港は、函館市の中心部から約10km東方の海岸沿いにある、北海道最南端の空の玄関口です。歴史的建造物や絶景を望める観光スポットが点在する中心部へのアクセスがしやすいほか、函館の奥座敷である湯の川温泉からわずか4.5kmという利便性の高さから、年間利用旅客数は、国内線約153万人、国際線約15万人(2019年度)と、新千歳空港に次ぐ北海道第2の輸送規模を誇ります。
当社では、函館空港の航空灯火設備の保守・定期点検などを担当しており、緊急事態にも対応できるよう、当社スタッフが常駐し、日々、空港の安全を守っています。
HAKODATE AIRPORT AERONAUTICAL LIGHTS SYSTEM MAINTENANCE
HAKODATE AIRPORT AERONAUTICAL LIGHTS SYSTEM MAINTENANCE
HAKODATE AIRPORT AERONAUTICAL LIGHTS SYSTEM MAINTENANCE
空港での電気工事は
高い技術力が求められる
高い技術力が求められる
航空灯火設備とは、灯光により航空機の安全運航を援助する設備です。設備は大きく3種類に分けられ、夜間や悪天候時の運航を助ける「航空灯台」、離発着の際に滑走路の形状などを知らせる「飛行場灯火」、運航の障害となる鉄塔などを認識させる「航空障害灯」があります。ここからさらに、滑走路の中心を示す「滑走路中心線灯」、滑走路への進入経路を示す「進入灯」など、複数の灯火設備が空港には設置されています。
当社は、函館空港に設置されているこれらの設備に電力を供給するための電気施設の保守や定期点検を行なっています。他施設以上に重要度や公共性が高いため、確かな施工技術が求められます。
空港の立地や気候を
踏まえた灯火設備
踏まえた灯火設備
滑走路には、「埋込型」と「地上型」の灯火設備があります。航空機が灯器の上を通過する部分は埋込型が使用され、その他の部分には地上型が用いられます。北海道のような降雪地域にある空港は、離着陸のスリップ事故を防ぐため、滑走路の除雪作業が頻繁に行なわれ、これにより埋込型の機能は維持されますが、地上型は雪で埋まる危険性があります。そのような事態を起こさないために、地上型はパイプを使ってかさ上げをして設置するなどの工夫をします。気候だけでなく、空港の立地や滑走路へ入るための誘導路があるなど、空港ごとに設置する灯火設備は異なり、それぞれの特徴を踏まえて設置しています。
縁の下の力持ちとして
航空機や利用者を守る
航空機や利用者を守る
毎年、全国各地で自然災害が発生し、甚大な被害をもたらしています。いまや、いつどこで何が起きるか誰にも予測できません。万全を期している空港においても同様です。そこで当社では、災害等により航空灯火設備に不具合が生じた場合に備え、復旧にかけつける体制や資材・機材の用意をしています。ほかにも、停電時でも発電機からスムーズに電源を供給し、航空機の離発着を誘導できるよう、定期点検にも力を入れています。
これらの維持管理業務や施工している様子はお目にかけることはできませんが、縁の下の力持ちとして、航空機や空港利用者の安全を支えていると、心の片隅でも感じていただけると幸いです。