文化施設に、煌めきを

国立アイヌ民族
博物館

01

文化施設における
「電気」の役割

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「国立アイヌ民族博物館」とは、2020年7月12日、北海道白老町ポロト湖畔にオープンした「ウポポイ(民族共生象徴空間)」の中核施設で、国内で5館目、北海道で初めての国立博物館です。アイヌ文化の展示、調査研究、教育普及、人材教育、資料整備などを行なっており、アイヌ民族の文化を復興・発展させるべく、「ことば」「世界」「くらし」「歴史」「しごと」「交流」をテーマにさまざまな視点からアイヌ民族の素晴らしさを紹介しています。

当社は、わが国に初めて誕生した、先住民族アイヌの歴史と文化に特化した国立博物館の電気設備工事に携わりました。

NATIONAL AINU MUSEUM
NATIONAL AINU MUSEUM
NATIONAL AINU MUSEUM
貴重な文化財の保全に
欠かせない電気
国立アイヌ民族博物館の展示室や収蔵庫には、アイヌ文様を施した衣服や生活道具など、貴重な文化財が保管されています。これらは温湿度で変化しやすいものが多く、それぞれの材質に応じた保管環境を整えるには「空調・換気設備」が欠かせません。これを正常・安全に稼働させるために、緻密な設計に則った電気工事を行ないました。
ほかにも、火災、自然災害、盗難などの被害に遭わないよう「火災報知設備」「監視カメラ設備」「防犯・入退室設備」などのさまざまな設備、停電時でもこれらの機能を発揮できるよう、塩害・火山灰フィルターを取り付けた「太陽光発電」の導入も当社が担当しました。
助け合える協調性も
電気工事会社に不可欠
国立アイヌ民族博物館は、来客エリアと管理エリアに分かれており、特に来客エリアはスポットライトやモーショングラフィックを用いた意匠に凝ったつくりとなっています。どの現場においても私たち電気工事会社は、設計者やデザイナーのこだわりに応えたり、他設備会社が設置した機器がしっかり動くよう、確実に電気工事を行なわないといけません。そのためには、電気の知識だけでなく、現場で関わる人たちと助け合える協調性が不可欠です。
当社では、社内で社員同士が交流できる機会を設け、人との関わり方、コミュニケーションの取り方などを、体験を通じて学び、それを現場で活かしています。
建物に「電気」という
いのちを吹き込む仕事
私たちの生活に欠かせない電気ですが、博物館などの文化施設においても電気は欠くことができないものです。国立アイヌ民族博物館の電気工事が始まって間もない2018年9月6日。ブラックアウトにより道内から電気が消えた北海道胆振東部地震を経験して、そのことを改めて痛感しました。
照明、映像、音響による演出はもちろん、展示物の保全、防犯、いざというときの発電基地など、目に見えないところにさまざまな電気技術が駆使されています。まさに私たちの仕事は、建物に「電気」といういのちを吹き込み、文化財を保護する責任ある仕事と言えるでしょう。

02

保育教育施設に、煌めきを

ゆうばり丘の上こども園

03

道に、煌めきを

日高町 一般国道274号

04

空の玄関口に、煌めきを

函館空港 航空灯火施設